副作用のおそれがある駆除剤

副作用のおそれがある駆除剤

副作用のおそれがある駆除剤 シロアリ駆除に使われる薬剤に副作用があるのか、については昔から多くの議論が行われてきました。実際、過去に使われていたもの中には人体への影響が強いと使用禁止になったものもある。「クロルデン」は、かつてシロアリ駆除の大部分で使用され、一度使えば一生シロアリ被害を防げるほど効果の高い薬剤でしたが、人への健康被害が指摘され現在では使用だけでなく製造、輸入も禁止されています。
様々な時代を経て、現在では安全性の高い駆除剤が使われるようになっている。昔に比べ素早い効果や高い効果はないのぶん、人体への影響は少なくなっています。現在主流となっているのは「ネオニコチノイド系」の駆除剤です。人などへの毒性が低く、高い作用があります。また「ピレスロイド系」も即効性の高い駆除剤として使われることがあり、こちらも人体へ影響は低いものです。
これら現在主流の薬剤は人体への影響は小さいとはいえ、全くないわけではありません。とくに抵抗力が弱い生後間もない子供・胎児などには駆除剤が脳の発達に影響を与える、アレルギーや喘息を発症するといった副作用の可能性があるため注意が必要です。

妊婦、子供に与えるシロアリ駆除の副作用

妊婦、子供に与えるシロアリ駆除の副作用 大切な持ち家の柱や床下にシロアリが発生すれば、誰もが早急に対処をすべくシロアリ駆除会社に連絡を取って駆除を依頼します。ところが、シロアリ駆除に使用する薬剤は劇薬指定を受けているものが多数含まれており子供や妊婦がご家族に含まれる方は副作用に注意をしなくてはいけません。
主な駆除薬の成分は、有機リン系のクロルピリホス・ホキシム・テトラクロルピンホスですべて劇薬指定をされています。副作用で体にあらわれる症状は多々ありますが、消費者センターに報告されている中で最も多いのが吐き気やめまいを訴えて病院に救急搬送されています。特に子供の場合は小さな体で空気中の薬剤を大量に吸い込むことになる為、約1週間ほどの入院治療を有することがわかります。妊婦の場合は母体に悪影響が出ずとも、胎児が化学物質過敏症になってしまう恐れが懸念されます。シロアリ駆除をおこなう際は、子供や妊婦は屋外に退避をして薬剤を吸い込まないように注意が必要です。